
この本を最初に読んだのはもう7年くらい前だ。学生時代、図書館で単行本を借りてきて読んだのだが、あまりにも面白かったから文庫本で買いなおしたような気がする。3年前に読み直して今回また読んだ。なぜここまで言うかと言うと、普段一旦読んだ本はほぼ読み直したりしないからだ。東野の本は好きで全て読んでいるが3回読んだのはこれと、「鳥人計画」だけだ。
しかし、3回目にも関わらず最後の方はほぼ覚えていなかった。ストーリーはあるバレエ団内における殺人事件から始まる。全くの部外者が団の事務所に潜入し、その人に襲われた葉瑠子は誤ってその男性を殺してしまう。しかし、なかなかその人がその事務所に来た動機が出てこない。
そんな中、第二の殺人がゲネプロ中に起きるのだ。担当刑事はお馴染みの加賀。美しく踊るバレエに魅了されていくがまた冷静に事件を分析する。複雑に絡んだ伏線は現代らしく、無理やりさが無く、ラストは感動的であまりにも切ない。

